ファーストガンダム「ジ・オリジン」アニメ版の完結も10年がかりか?

ガンダム・シリーズは30年以上にわたって数々の作品がリリースされているため、その全容はファンであっても把握するのがたいへんです。

そうした膨大なストーリーの中でも一番最初の作品であるファーストガンダムには思い入れのあるファンも多いと思います。

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ファーストガンダムの正式名称は「機動戦士ガンダム」で、1979年から1980年にテレビ放映されました。このテレビ版は全43話であり、これを総編集して映画版(劇場版)の3部作が公開されました。劇場版3部作は以下のとおりです。

・第1作「機動戦士ガンダム」 1981年3月

・第2作「機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編」 1981年7月

・第3作「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編」 1982年3月

このテレビ版43話と劇場版3部作がファーストガンダムの原型です。

幅広いファン層を誇るガンダムですが、何しろ1980年台初期の作品であるため設定が古くて新しいアニメに見劣りする部分があるのも事実です。

そこで安彦良和さんが原作のストーリーを尊重しながら、アニメ版では時間の制約で描けなかった部分を補完して漫画版のファーストガンダムを書き起こしました。

それが『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(きどうせんしガンダム ジ・オリジン)です。

ジ・オリジンは、漫画雑誌ガンダムエースにて2001年から2011年まで連載され、話の完結までに10年を要した大作になりました。

原作には描かれなかったジオン軍と連邦軍の戦争(1年戦争)以前のストーリー(シャア・セイラ編)や、ジオンと連邦の政争劇なども盛り込まれ重厚な話になっています。

また、原作では会話の中でしか表現されなかったルウム戦役やレビル将軍の脱出劇なども描かれ、ファンとしては記憶の空白を埋めてもらうような感動を味わえるものです。

このジ・オリジンを現在のアニメ技術で描き直したものが2015年よりOVAでセールスされています。

各話概要は以下のとおりです。(Wikipediaより抜粋引用)

I 青い瞳のキャスバル

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』(きどうせんしガンダム ジ・オリジン ワン あおいひとみのキャスバル)は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメ版の第1話。2015年2月28日より2週間限定のイベント上映、および有料配信され、2015年4月24日にBDとDVDが発売された。

II 哀しみのアルテイシア

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』(きどうせんしガンダム ジ・オリジン ツー かなしみのアルテイシア)は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメ版の第2話。2015年10月31日より2週間限定のイベント上映、および有料配信され、2015年11月26日にBDとDVDが発売。

III 暁の蜂起

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』(きどうせんしガンダム ジ・オリジン スリー あかつきのほうき)は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメ版の第3話。2016年5月21日より2週間限定のイベント上映、および有料配信予定。

2016年2月時点では上記のような状況です。

これらは原作の第1話以前のストーリーなんですね。しかもまだ続くという・・・

このペースでリリースが続くとジ・オリジンのアニメ版完結は漫画版と同様に10年かかりになるかも?

(完結までに)「君は生き延びることができるか?」(笑)

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